3月は2つのグループ展に参加いたします。
小さな絹本作品を制作しています。
伊藤若冲の桜や鳥を模写して、それから自分なりの桜と、桃の花、青い鳥(オオルリ)を描いています。
伊藤若冲の植物のように没骨(もっこつ)法という輪郭を描かない(骨描きをしない)方法で描いてみています。









線にこだわりはあるのですが、リスペクトで。しかしながらまだまだ自分の未熟さを痛感。。。技法も研鑽しつつ、日々の練習も続けていきたいです。
日本茜は素晴らしい発色で感動でした。
有職故実の赤は、紅花の紅、茜の緋色、紫と茜で染めるワインレッドのような濃緋色とあり、
私的な場では紅、公式の場では緋と似た色でも使い分けていたそうな。
5位の貴族がお召しになる赤袍は濃緋色。まさにこの色!有職の色を絵の具で使えるなんて。幸せです。

職人さん貴重なものをありがとうございます。(天然顔料職人きっかわさんの絵の具は金開堂さんで購入できます。)
こちらは

日本画教室でもお世話になっている不動前ファッジギャラリーアンドカフェさんの企画展にて、展示します。
テーマがぴったりだったので(^ ^)
(今回もDMのデザインをさせていただいています)

顔彩で描いた菊理姫様も展示いたします。
寿ぐ(ことほぐ)言祝ぐ(ことほぐ)
絡まった糸が解けるようなイメージ。硬い古木からも苔が生え、宇宙のように広がるイメージ。
解けたら、くくり直して、生まれ変わる。
だから大丈夫。という思いを込めて(^ ^)
もう一つ表参道でのグループ展用に制作中の木花咲耶姫さまも裏打ちをしました。





こちらの赤は真朱を使っています。水銀の朱色。温めると赤く輝きます。
美しい。強い色です。
絹部分はなるべく天然顔料で仕上げています。またアクリル板に挟む予定ですが、そちらはアートグルーや新岩も使います。うまくバランスをとって、伝統と今を繋げていきたいです。
ワニ様も出展します。冠に桜の飾りがついているので🌸

表参道隠田ギャラリー 2025/3/18~3/23 桜祭り



三月は盛りだくさん!頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。