「有職装束大全」で有名な八條忠基先生が主催する、
綺陽装束研究所の「有職故実講座」の受講最終回を迎えました。
去年の6月にスタートし、月に一回、1年間の講座でした。
先生のご著書はいくつか持っておりまして、どれも素晴らしく、パラパラとめくっているだけでも心も目も満たされる。我々祖先の美しいと感じたものが詰まっている世界を垣間見ることができます。
私には、日本画で描いていきたい世界がありまして、
以前ブログにも描いたように(「子供の頃に見た十二単を着た大きな神様の話」)
それは憧れの世界でもあるわけですが、創作といえども、知っていると知らないでは表現が変わってくると考えておりますので、
しっかり基本を学び、その上で描いていきたいと考え、受講を決意しました。

一回だけ発熱してしまい、参加できない日もありましたが、それ以外は出席して
有職故実の何たるかを学ばさせていただき、
着付けの基本を体験させていただきました。
最終回は、お楽しみのお遊び大会でした。
小弓も江戸時代のもので遊ばせていただいたり、(意外にも上手かった私・・・笑)
投壺、弾棊、最後は双六もさせていただき大盛り上がり。
双六は、ルドーのような遊びで、一方通行でコマを進めながら、相手が1コマで居たら攻撃して振り出しに戻せる。そして自分のコマを陣地へ全て入れると勝ちというゲームでした。運と頭脳も必要で白熱しました。
先生お手製の本物の芋粥をいただきました!
薄切りにした自然薯を砂糖ではなく、甘葛で煮てあるもので、何とも優しいお味でした。平安時代にはお正月のデザートとして出されたものだとか。

遙かなる高みから_____ゴッコもしました笑
楽しかったです。1年間ご一緒した皆様ありがとうございました。

1年間のご褒美で、1200年前の銅貨をいただきました。
これは、良い緑青が取れそうです・・・!
1年間。
先生のお話も毎回面白く、興味深く。永遠に聴いていたい。いい声ですし。
そして着付けも手順や型があり、楽しくも緊張感を感じながら。優しくご指導いただきながら体験させていただきました。

最終回間近の4月。あと、数回しかない。。。とロスになってメソメソして先生に泣きついたところ、
先生の主催する綺陽装束研究所の会員になれば、月に1回研究会と練習があること。
ただ、会員から神社などに着付けのお仕事を派遣するので、厳しいし、そういうことに興味がないとできないよということ。
じ、神社のお手伝いをさせていただけるのですか!?とっても興味あります!!!ということで
すぐに参加を決心しました。
こんなご縁をいただけるなんて。
ご奉仕できるのはまだまだ先のことだと思いますが。
まずは小習いを目指してこれから修行が始まります。
体験の時も、どっちが右だっけ?蝶々結びとは!?と大混乱に陥っていたので・・不安ではありますが、一個一個淡々と反復しながらかんばりたいと思います。
まずは復習から✏️
最後にお食事会を開いてくださいました。そしたらなんと!先生は数十年前ムサビの講師をしていたと・・・ただ、その頃は有職故実が専門ではなかったとのことですが
数年はかぶっていたよう、、、キャンパスですれ違っていたかもーーーーー!!!えーー!
何とも不思議なご縁です。ありがたいありがたい。