芝犬くんたちを描き始めました。

9月になりました。

10月の生徒さんの作品展に向けて、私も制作のラストスパートです。

以前ドローイングを投稿した、人魚さんで、F4をもう一作描こうか?迷っていたのですが

芝犬のミニ原画を追加で描くことにしました。芝犬カレンダーを作るためにも。という計画です。

来年のカレンダーが欲しいので😆

モデルは兄弟が飼っている黒柴くん。

兄弟のお家にスケッチさせてもらいに行ったら

すっごく吠えられました(^_^;)

普段離れて暮らしているので、私は彼にとってよそ者なのです。

ちょっとでも動くとワンワンワン!!!「動いちゃダメ!!」

その後も、寝ているかと思いきや、じーっと警戒&見張り中😆

番犬の鑑!です☺️

もう1人のモデルはお友達の芝犬くん。

今は天国にいる子です。

キリッとかっこいい芝犬くんです。

こんな感じで、制作に入る前にスケッチや、取材をすすめます。

実際には描かない部分もじっくり観察、考察する。

ここ数年はその段階にすごく時間をかけるようになりました。

美しいシンプルな線を描くためにも。スケッチやドローイングの蓄積と知っていると知らないの違いが作品にも現れるなあと実感があるので、丁寧に、納得いくまで取材をしたいと思っています。

スケッチで学ぶ動物+人比較解剖学

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模写。をしました。

骨格や筋のつき方など人との違いを見ると面白いです。

三角筋がこんなところに?とか。骨のつき方も違いますが人との共通点もあります。

そんなこんなで本画に突入。

やっと制作スタートです。

今回は動画も撮影しつつ制作しています。カレンダー販売前に編集できたら・・・

膠をとかしています。

下地は胡粉で塗りました。

転写していきます。

骨描き。

線描は毎回神経を研ぎ澄まして、気合いを入れて描きます。

次の日知恵熱が出ました😂

少し休んですっきりしてから下塗り。

体験用の古典紋様も描いてみています。

金泥と群青(具絵の具)を薄塗りのあと、背景を塗りました。

ポッターズピンクとロシア緑土です。

どちらもくすんだ落ち着いた感じの魅力的な色です。

ポッターズピンクは水彩絵の具でチューブで販売されていたり、最近はハルモニアなどの分離絵の具にも使われている顔料。19世紀、陶器の釉薬として発見されたそうです。

ただ油彩に使うには弱いとのこと。

クロムとかマンガン系のものかなと調べていたら最近買った本にありました。

 “ポッターズピンクは、別名ティンピンクnelkenfarbe(カーネーション色)、ピンクカラーなどとも呼ばれ、19世紀初めには陶器の着色に使われていた。

 ポッターズピンクもまた、金属の酸化物を成分とする顔料だ。酸化錫をチョーク(白亜)と酸化クロムとともに焼成することで得られ、化学的に安定した近代的な合成顔料として最初の成功例のひとつだった。”

クロマトピアー色の世界ー写真で巡る色彩と顔料の歴史



とても勉強になる本たち。

ポッターズピンクは、粉っぽい粒子が特徴で、マットな感じになるみたい。

日本画としての使い心地は水干絵の具に似ています。

ロシア緑土は硬めの土絵の具で、乳鉢で擦ってから使います。筆の塗りごごちもかなり硬めです。

下塗りが終わったのでこれから描き込んでいきます☺️

その他、展示に向けて額を注文したりDMを作ったりもしています。

自分の教室を初めてから、1周年。初の作品展です。どきどきします。

本当に皆様のおかげでここまでこれました。感謝です。

みなさんにとって、充実の時間になるよう準備をしていきたいと思います。

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