またまたアトリエタンタンさんの企画Mikazuki art主催の展示に参加いたします。
秋の展示も出展していた仲間たちと、日本画家の方も参加されるとのこと!楽しみです☺️
今回、冬をテーマにした『Winter And New Year』展
狛犬ならぬ狛蛇様と
現在制作中の弁財天様を出展したします。
絹本を張ったり、ドーサをひいたり。ちょこちょこ準備をしていた11月後半。
下絵も鉛筆→デジタル→鉛筆と行ったり来たりしながらやっと決まった!と思ったのですけど、なかなかしっくりこない。
というわけでコンセプトの見直し・・・最初白拍子のイメージから描き始め、弁財天になったので・・・あまり弁財天様についてお勉強していませんでした。
というわけで儀軌(ぎき)を確認。
(ぎぎ)仏像を信仰の対象とする場合に従うべき法則や、その法則を定めた書物
(学生の頃、新聞に載っていた「磨針峠」の記事に、磨針峠に伝わる伝説を描いた小倉遊亀のお話が載っていて、小倉遊亀は師匠に日本画を描くなら仏教を学びなさいと言われたと。
時々思い出します。)
すると弁財天様は腕は2臂像か8臂像。琵琶を持っているお姿のイメージもありますが
8本の手には、弓、矢、刀、矛(ほこ)、斧、長杵、鉄輪、羂索(けんさく・投げ縄)をお持ちとのこと。
音楽、芸術、そして8臂像のときは戦いの神なのですね。
鎮護国家の思いを込めて描いていきたいと気合を入れます。
コツコツ骨描き。青いお肌にしたいので、裏箔をすることにしました。銀箔です。
赤い部分は真朱。温めてより鮮やかに。キラキラと。美しいです。最近のお気に入りです。天然顔料職人きっかわさんの絵の具。(金開堂さんで購入)
ターコイズの石から作られている絵の具を上から。
ターコイズはお守りの石でもあるそうです。
ピッタリ。
お花はピンクの椿にしました。
2日かけてお花と葉っぱを描き込み。胡粉、真朱、ターコイズ、天然緑青と沈澱藍。
ここまでで6色。あとは銀箔。全て天然で頑張っています。
同時進行で、春のテーマも制作中。こちらは桜と木花咲耶姫様。私の心の神様です🌸
描いていると「きてくれた!」という瞬間があり。
どこで完成とするか?というときはうまく言えないですがこの感覚を感じたとき。なのですが
なんかもう今回は既に「来てくれた」感覚がありまして、感動と幸せで泣きながら描いています(こう書いていると変な人ですね・・・笑)
先日、夫がこの対談を見ていて、
甲本さんの「ロックが好きだから側にいたい」っていう言葉が
すごく響きました。
「好きだから、側にいたい」ってすごくしっくりきて。自分と絵に置き換えてしましました。
24時間365日。絵とそばにいる。
実際に描く時間だけでなく、勉強や、お仕事。友人や大事な人との時間。
日々の生活の全てがこの絵を描くためにつながっていると感じます。なんてしあわせなんでしょうね。(そしてまた嬉し泣き)
続きも感謝をしながら制作していこうと思います!