6月。お蚕様を繍(ぬいと)さんから6頭(蚕は家畜のため1頭2頭と数えます)お譲りいただきまして、初めての養蚕をしました。
梅雨の時期で雨に濡れた葉っぱをあげてしまったのが原因か、脱皮に失敗したり水っぽいフンをして亡くなってしまい。。。
最後の一頭に。
なんとか繭になってくれました。
こんなに大変なんて。まさに命の糸。絹へ感じる感情が変わりました。
スケッチ。
7月には、糸くりを体験させていただきました。
水飴のような、光沢のある白い糸。
本当に美しく。このままでいいと感じました。
絵を描くなんて烏滸がましいとも。
日本画で使われる絵絹を作っている会社は今はもう1社だけらしいのです。
この美しい素材のために。何ができるのか。
考えています。